いつでもどんなときでもコーチングっていいの?コーチングを学んだら全てうまくいく?

ママ・シングルマザーとしての自分に合った働き方・子どもとのコミュニケーションなどについてコーチングセッション・講師・執筆を行なっています。
コーチングを学んだ人やコーチと名乗ってる人で、コーチングへの情熱がみなぎっている場合、
コーチングって、すっごくいいよ〜!ぜひ!ぜひ、学んでみて!
と、熱く熱く声をかけられることもあるかもしれません。
コーチングもよくわからないし、なんか熱の入れようが盲目的に思えるし…
そもそも、いい、いいっていうけど、コーチングってどんな悩みも解決しちゃうの?
それだけ学べば、いつでもなんにでも使えるの?
なんて思ったことはありませんか?
コーチングは万能なわけじゃない
結論から言うと、
コーチングは万能なわけではありません。
まり子
私はコーチングを学んで、実際にとても良かったと思っているので(なのでコーチを仕事にしているので)、
「コーチング、いいよーいいよー!」
と、いつでもどんなときでも言いたい気持ちはあります。
でも、いつでもどんなときでも何事もうまくいくツールだったら、今頃、義務教育の必修科目になっちゃったりしてますよね。
コーチングは、目標をより早くより高いレベルで達成したり、課題を解決したりするために、自ら「こうしよう!」という自発的な行動を促すものです。
そのときに大切なことは、「答えはクライアントの中にある」ということで、コーチはクライアントさんの経験や知識などから、気づきや行動の選択肢を引き出す役割があります。
でも、クライアントの中に答えがない(答えにたどり着くまでが遠すぎる)場合もあれば、行動できる状態じゃない場合もあります。
コーチングじゃないときって?
例えば、子育て中のママさんが、小学校1年生になりたてのお子さんに
テストで100点を取るためにどうしたらいいと思う?
ママさん
と質問して、気づきや具体的な行動を引き出せるでしょうか…?
お子さんに限らず、経験がなかったり、少なかったりして引き出すリソーズが不足している場合、まずは教えたり、提案したりして、経験を積むことも大切ですよね。
ティーチングやコンサルティングの要素が必要だと思います。
また、夫の不倫問題やモラハラなどで夫婦問題に悩んでいる女性が、たとえ「この状態をどうにかしたい」と言っているとしても、本人が感情のコントロールができないような心理的状態の場合、カウンセリングや通院が必要な場合もあるでしょう。
目標を達成するにしても、課題を解決するにしても、コーチングだけじゃなく、場合に応じた対応が必要ですね。
そして、コーチングよりも適切な手段がある場合は、なんでもかんでもコーチングでどうにかしようとせず、その手段の専門家を頼ったほうがいいですよね。
コーチングがいいとき
コーチングは、心身ともに健康で、
- 達成したい目標があってより早くより高い成果を出したい
- 解決したい問題・課題があるけれど立ち止まってしまっている
ときに効果的です。
コーチングを学んで、自分自身にセルフコーチングとして使うにしても、誰かに対してコーチングセッションをするにしても、どんな状態で、求めるものが何かを確認することが大事です。
とはいっても、コーチング的な会話のアプローチは、子どもに対しても、自分に対しても、他の人に対しても、コミュニケーションを取る上で、とっても活用できるので、気になったら、ぜひ学んでほしいと思ってます!
まり子
どのように活用できるのかは、また別の記事で(^^)/
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