離婚したシングルマザーさんと話をしていたら、こんな話題が出ました。
- 私がしっかりしなきゃ…!
- 子どももしっかり教育しなきゃとも思うし…。
- でも、離婚で子どもに負担かけてるし…。
- 申し訳ないと思ったり、罪悪感があって…。
私も同じような気持ちになります!あります。罪悪感。
でも、今は罪悪感をどうにかできているし、罪悪感を感じる頻度も少なくなっています。
今回は、私の「子どもに対する罪悪感」の対処方法をお話ししますね!
シングルマザーが感じる子どもへの3つの罪悪感
私が罪悪感を感じたタイミングは、主にこんなときでした。
- 離婚して間もない頃に子どもを叱るとき。
- 運動会で家族でお弁当を食べるとき。
- 「離婚して欲しくなかった」「パパとも暮らしたい」と言われたとき。
一つずつ考えていきたいと思います。
離婚して間もない頃に子どもを叱るとき
例えば、こんなことで子どもに注意するときがあるのではないでしょうか。
- 言っても言っても宿題をやらない
- 家庭内のルールを守らない
- 度を超したわがままを言う
離婚する前なら、コラー!と言えるこんなこと。
でも、離婚して間もないころで、子どもが情緒不安定だったり、元気がないように見えるときだと、注意することを躊躇してしまいませんか?
親の都合で離婚して傷つけて元気がないのに、叱るのはかわいそうかな…
でも、子どもを育てる責任があるんだから、ダメなことはダメと叱らなきゃだと思うし…
こんな気持ちがせめぎ合ったりします。
特に離婚して間もないころは、周りの目も気になって、両親が揃っている頃より「しっかりしてると思われたい」気持ちも大きくなっていました。
必要以上にキツく叱ってしまって、あとで反省することも・・・
運動会で家族でお弁当を食べるとき
親子で盛り上がる運動会のはずなのに、ため息ついちゃうのはお弁当タイムです。
子どもにも「パパも一緒に食べてるのいいなぁ」と言われると、「本当にごめん…」と思いました。
最近は、運動会の日も給食が出たり、お弁当だとしても子ども達は親と食べずに教室で食べる小学校もありますね。
でも、我が子の小学校は、昔ながらの「レジャーシート広げて家族でお弁当」です。
離婚前は「家族でのお弁当タイムは運動会の醍醐味♪」と思ったりしていました。
離婚後は「給食にしてくれたらいいのに・・・」なんて思っちゃいました。勝手なんですけどね…
それでも、実家から、私の母と妹家族も来てくれていた頃は賑やかで、子ども達もたまに「パパも…」と呟く程度でした。
でも、長女が中学生になったら、運が悪いことに中学の文化祭と次女の運動会の日程が重なってしまいました。しかも、甥っ子も小学生になって学校行事と重なり、実家のメンバーが来られなくなって…私と次女、二人だけの運動会のお弁当。
いっそこっそり抜け出して、お弁当タイムは自宅に帰ってしまおうかと思ったほどです。
「離婚して欲しくなかった」「パパとも暮らしたい」と言われたとき
「離婚して欲しくなかった」
「パパとも暮らしたい」
これは率直な分、グサッときますよね。
何も言えなくて黙ってしまうこともありました。
罪悪感を感じたときの4つの対処方法
そんなさまざまな罪悪感を感じるタイミングですが、私はこうやって対処しています。
- 気持ちを受け止める(共感する)
- 場面をなくす
- 割り切る
- 発散する
気持ちを受け止める(共感する)
離婚した事実は変えられないし、変えられたとしても元に戻すつもりもないし…でも、子ども達のつぶやきは放置できないですよね。
「でもね、こういうわけでね・・・」なんて言い訳して子どもに納得してもらおうかとも思いましたが、それは大人の都合でエゴだな…って思いました。
そこで、まずできることとしてやったのが「気持ちを受け止める(共感する)」です。
「寂しい」と言われたら、「そうだよね。寂しいよね…」と答える。
「パパと一緒にお弁当食べたかった」と言われたら、「そうだよね。一緒に食べたかったよね」と答える。
ついつい「でもさ、ばあばもおばさんもいとこもいるし、これもにぎやかで楽しいんじゃない?」なんて言いたくなっちゃいますが、現状を変えることはできなくても、一旦、子どもの気持ちに寄り添うかどうかで、子どもの感じ方も違うと思いました。
「寄り添うのってどうすれば…」と思うかもしれませんが、子どもの感情を吐露している部分を繰り返して言うことで、「わかってくれている」と思ってもらえる可能性が高くなります。
そうすることで、子どもに
- 気持ちを受け止めてもらえた
- 話をちゃんと聴いてくれている
と感じてもらう効果があります。
正直、離婚した今となっては罪悪感って解決できない問題ですし、これに対して子どもにできることは「受け止める」だけだなって思います。
あと、基本的に「離婚してごめんね」は言わないようにしています。子どもにしてみたら、「ごめんね」と言われたら「いいよ」としか言えませんし、「ごめんねって言うくらいならしなければいいのに」って思うこともあるでしょう。
なので、ごめんねを言うなら、離婚したことに対してではなく、子どもの今の感情に対して「悲しい気持ちにさせてごめんね」と言っています。
子どもの言葉を繰り返して、受け止めてみてください
場面(シチュエーション)をなくす
罪悪感を感じるようなときは、子どもの気持ちを受け止めて共感するしかできないですが、度重なるとお互いに精神的にダメージが大きくなりますよね。
なので、罪悪感を感じるシチュエーションを減らすことも考えました。
短絡的かもしれませんが、いつも楽しくて笑顔でいられたら、寂しさや悲しさを感じるタイミングが減るんじゃないかと思ったのです。
そのためにやったことは、「ごめんね」と思うタイミングを増やさず、「幸せだね」と考えられるような行動を多くすることでした。
例えば我が家は、ディズニーリゾートが大好きなので、幸せ要素として「ディズニーリゾートのオフィシャルホテルに泊まってディズニーランドに遊びに行く」ことが挙がりました。
離婚前は元夫に「日帰りできる距離なのに泊まる意味がわからない。無駄遣い。」と言われてできませんでしたが、今は反対する人は誰もいません。
お金を貯めて実行したところ、子ども達も私も感動で大興奮!
離婚前のお出かけ先は、子どもや私が楽しめることより、元夫が行きたいところに行ってたんですね。でも、こんなふうに子どもと私が楽しめることを中心に遊びを考えるようになったことで、子ども達も「3人暮らしになったけど、楽しいね!」と笑顔いっぱいのときが増えました。
でも、そうはいっても子どもたちはパパに対する思いもあるので、決して「パパがいなくなってよかったよね」などは言わず、「パパがいた方がもちろんいいけど、母子3人だとこんなこともできるようになったね」と、子どものパパに対する気持ちは否定しないように気をつけました。
離婚は残念だったけど、今はもっと幸せって親子で思えるといいですよね
割り切る
身も蓋も無いですが…時には「割り切る」ことも大事だと思いました。
親が離婚して、子どもが「寂しい」とか「悲しい」とか感じるのは当たり前ですし、子どもに「寂しい」とか「悲しい」とか言われて罪悪感を感じるのも当たり前ですよね…。
でも、離婚をするために結婚したわけでもないし、子どもに悲しい思いをさせたくて離婚をしたわけでもありません。いろいろと考えることがあった中で、そのときの最善を選んだ結果が離婚だったんだよな…って思うのです。
なので、子どもの気持ちを受け止めて、日々楽しいことを考えて行動しても湧いてくる罪悪感は、「しょうがないよね」と自己肯定して、割り切る気持ちを持つようにしています。
前向きな「しょうがない」もアリだと思います…!
発散する
子どもの気持ちを受け止めて、楽しい日々を心がけて、割り切ろうと努力してもなんだかどうしようもなく罪悪感が湧き上がるとき。そんなときもあるのではないでしょうか。
そんなときにやったことは「発散する」です。
子どもの気持ちを受け止めて共感していましたが、自分自身の思いも誰かに受け止めてほしいですよね。共感してもらえることで、「私だけじゃない…!」と思えます。
なので、こういうときは、同じシングルマザーの友達に「聞いてくれる〜?」と聴いてもらって発散しています。反対に、向こうがモヤモヤしているときは、積極的に話を聴こうとしています。
話し相手の立場が異なると、「でもそれってさ~」など、共感じゃなくて的の外れたアドバイスになり、さらにモヤモヤが大きくなる可能性があるので「誰に話すか」には気をつけてください。
モヤモヤは声に出してスッキリしちゃいましょう!
離婚してシングルマザーになったことで、子どもに対して罪悪感を感じることって、やっぱりあります。
でもその気持ちに押しつぶされて、お母さんが暗くなってしまっては、ますますお子さんも気持ちが重くなってしまうかもしれません。なので、子どもの気持ちを受け止めて、楽しい日々を企画して、時に割り切り、時に話して発散して、乗り越えていきましょう!
そして、離婚したからこそ得られている幸せをどんどん感じて、罪悪感の頻度も減らしていけるのがいいですね。
私の方法が参考になるとうれしいです。
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