離婚を意識した時、離婚した時に気になる『ひとり親家庭への公的支援』。児童扶養手当は誰もがイメージするかもしれませんが、支給される手当だけではなく、減免や助成もあります。
まり子
ただ、大切なのは申請が必要なことです。待っているだけじゃ、もらえたり、減免してもらったりできません。制度があることを知って、しっかり申請してくださいね!
それでは、横浜市のひとり親への支援を見ていきましょう。横浜市以外にお住いの方は、お住いの地域のひとり親家庭への支援のページをぜひご覧くださいね。
もらえるお金(手当)
手当はお金が支給されるものです。直接的な支援でとても助かるものなので、手続きしてしっかり受け取りたいですね。
- 児童手当
ひとり親だけに対する手当ではなく、離婚前も支給されていた手当になります。通常、所得が高い方に支給されているので、離婚前は元夫であることが多いでしょう。離婚を機に母親への切り替えの手続きをしましょう。 - 児童扶養手当
支給要件がありますが、児童手当とは別に支給される手当です。収入を安定させるまでの大きな手当になりますので、ぜひお手続きを忘れないように…!
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助成・減免・割引など
直接お金が振り込まれるものではありませんが、水道料金は日々のものですし、電車やバスを利用する場合は、非常に大きな支援です。
バス・地下鉄の特別乗車券は、乗車券に写真の貼付などが必要となるため、家庭で使い回すことができないので、誰が使うかをしっかり考えたいですね。
- ひとり親家庭等医療費助成
病院などで診療を受けた場合に、保険診療の一部負担金を助成する制度です。一般的な小児医療費助成は中学校卒業までですが、ひとり親家庭向けは、高校卒業までとなります。 - 粗大ごみ処理手数料の減免
福祉医療証の交付を受けているひとり親世帯に手数料を減免する制度があります。離婚後の引越し時に便利ですので、ぜひこの制度をお忘れなく!粗大ごみが多数ある場合は、手数料が大きいもので申請するのがいいですね。 - 水道料金等の減免
水道料金・下水道使用料の基本料金相当額を減免する制度です。市区町村でひとり親家庭等医療費助成の手続きをしている時に説明を受け、書類をいただけると思います。医療証が発行されたら、すぐに手続きしましょう。 - バス・地下鉄の特別乗車券
市バス・民営バス(ただし、市外で乗車し、かつ降車する場合を除く)・市営地下鉄・金沢シーサイドラインの無料特別乗車券が交付されます。利用者は世帯で1名に限られるので、誰で申し込むか、よく考えましょう。 - JR通勤定期券割引
児童扶養手当受給者及びその方と同一世帯員で、JR通勤定期乗車券を必要とする方は、JRの通勤定期乗車券を3割引で購入できます。(通勤以外の定期は対象外です)
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貸付制度や人的な支援
- 母子父子寡婦福祉資金の貸付
母子家庭又は父子家庭の方の自立支援のための貸付制度です。 - ひとり親家庭等日常生活支援(ヘルパー派遣)
就職活動や家族の病気などにより、一時的に家事・育児に困っている母子家庭、父子家庭及び寡婦の方に、家庭生活支援員(ヘルパー)を派遣し、日常生活をお手伝いします。 - ひとり親家庭住宅支援資金貸付
自立に向けて意欲的に 取り組むひとり親家庭の親が、居住する物件の賃料をご自身で負担している場合、その一部に充てていただくための住宅支援資金をお貸しします。(返還免除制度あり)
仕事に関する支援
- ひとり親サポートよこはま
就労支援員が、一人ひとりに合わせた就労支援計画を作成し、きめ細やかに求職活動を支援します。 - 母子・父子家庭自立支援教育訓練給付金
適職に就くために必要な技能や資格を取得するため、指定された教育訓練講座を受講した場合、 受講前に申請された方に費用の6割相当額(上限20万円)を支給します。 - 母子・父子家庭高等職業訓練促進給付金
看護師等の経済的自立に効果的な資格を1年以上修業して取得しようとしている場合に、高等職業訓練促進給付金や高等職業訓練修了支援給付金を支給して、生活の負担軽減を図ります。 - ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業
高等学校卒業程度認定試験の合格を目指す場合に、あらかじめ指定した対策講座の受講のために支払った費用の一部を支給します。高等学校を卒業していないひとり親家庭の親又は児童が、より良い条件での就職や転職へつなげるための支援事業です。
子どもの教育に関する支援
- 就学援助(公立小・中学校)
お子さんを公立小・中学校へ通学させるのに経済的な理由でお困りの方に対して学用品費、修学旅行費、給食費などを援助します。 - 高校に関する支援
受験料等減免・一部補助(公立高校・私立高校)
就学支援金(公立高校・私立高校)
就学給付金(国公立・私立)
給付型奨学金(自治体による。リンクは横浜市の例)
貸与型奨学金(免除制度あり) - 大学・短期大学・高等専門学校・専門学校 に関する支援
給付奨学金、貸与奨学金(無利子・有利子)、海外留学(給付奨学金、貸与奨学金)
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住まいに関する支援
まとめ
いかがでしたでしょうか。公的支援だけでも、これだけの支援がありますが、どんな支援も待っていれば得られるものではなく、自分で申請したり問い合わせたりする必要があります。
ぜひ、積極的に情報収集し、支援を活用しながら、経済面や精神面の安定を図っていきましょう!