子どもに離婚をどう伝える?我が家の伝え方と子どもの反応。

子どもに離婚をどう伝える?我が家の伝え方と子どもの反応。

離婚が決定した時に、「子どもにどう伝えよう・・・」というのは悩ましい問題ですよね。

我が家の場合、離婚することになったのは、子どもたちが10歳にもなっていないとき。感情をそのまま出す年齢だったので、大泣きされるか、ショックで落ち込むか…と心配でした。

離婚の一番のきっかけは、元夫の不倫だったので、

まり子
まり子

あなたから、ちゃんと子ども達に伝えてください

と、嫌な役目を任せたんですが…家を出て行く三日前になっても言いません。

「どうするつもり?」と確認したら、「言えない…出て行くときじゃダメかな…」って。

ダメに決まってるだろーーー!!

とは言いませんでしたが、情けない思いでいっぱいでした。

結局、我が家がどんなふうに伝えて、子どもたちがどんな反応をしたか。

ご紹介していきたいと思います。

子どもへの伝え方

元夫
元夫

子どもたちに言えない…出て行くときじゃダメかな…

と、言った元夫。

子どもが悲しむ姿を見たくないように聞こえますが、基本的に自分が第一という人です。

我が家は、不倫が密かに発覚して(私が知って)から離婚するまで、あまり期間がなかったんですね。

離婚にお互い同意し、元夫が住む場所を決めて出て行くまでは同居していました。

なので、子どもたちに離婚することを告げて、気まずい空気感になるのがイヤだったのです。

「ちゃんと言ってください。」とは言ったものの、おそらくこのまま出て行く当日を迎えてしまうと思いました。

パパが今出て行く、しかも離婚…なんて突然聞かされたら、ショックなんてもんじゃありません。

結局、私から子どもへ伝えました。

伝えた内容は…

  • 海外赴任や、その前後の避けられなかった単身赴任等で、気持ちがすれ違ってしまい、少し離れて暮らした方がうまくいく関係になってしまった。
  • 離婚はするけれど、子どもたちの親として協力していくことは今までと変わらない。
  • パパが一緒に暮らせなくなることはごめんね。でも、あなたたちを愛していることは変わらない。

という感じです。

元夫の不倫など、内容は少し省いていますが、「大まかに言うとしたらこうなる」という事実です。

まり子
まり子

子どもに伝えるときは、子どもが受け取りやすい言葉選びはしつつも、事実を伝えるのがいいです!

嘘をついて、あとあと整合性が取れなくなって気づかれてしまった…などがあると、”離婚”+”嘘”というダブルショックを受けることになります。あと、子どもに、夫を悪く言うのはやめたほうがいいです。

我が家は、すでに離婚を感じ取っているそぶりがありましたので、このタイミングで伝えましたが、

  • お子さんが幼く、まだ理解が難しい
  • お子さんの情緒が不安定

このような場合は、「仕事の関係で離れて暮らす」など、ごまかしてもいいと思います。ですが、伝えられそうなタイミングがきたら、すぐにお話ししたほうがいいと思います。お子さんが、「親以外の誰から事実を聞く」ようなことがあったりすると、事実を知る以上のショックを受けるかもしれません。

また、子どもに「あなたのためを思って…」も言わないように気をつけました。

確かに、離婚したことで元夫が子どもたちにやつ当たりをすることはなくなりましたし、私も子どもたちも顔色を伺う必要も無くなりました。子どもを幸せにしたいと思って離婚したのはたしかなんだけど、でも「私が」そう思ったんですよね。

判断したのも、決断したのも私

うっかりでも子どもを理由にするような言葉を言ったりせず、子どもに精神的な負担をかけないようにしました。

子どもの反応

もう、それまでの家庭内の空気感でわかっていた子どもたちは、「そうか…」と受け止めつつ、

子どもたち
子どもたち

もうそれは決まりなの?もうパパのこと好きじゃないの?

と言いました。

まり子
まり子

ごめんね、決まりなんだ。パパのことは好きとか嫌いじゃなくて、子ども達を一緒に守っていく仲間みたいな感じなんだ。

と、大人が聞いたらいかにもごまかしてるセリフですが、そう返事をして、「辛い思いをさせてごめんね。」と言ったら、長女が…。

長女
長女

パパはどうか知らないけど、ママは世界で一番私たちのことを愛してくれているってわかってるから大丈夫。

と。

もう言葉に詰まりました。本当は「パパも世界で一番愛してくれている」と思いたいだろうし、本当は「大丈夫」じゃないでしょう…。

ですが、子どもを傷つけている当事者なので、慰めることもできません。

「ママは世界で一番子どもたちを愛している」と、感じ続けてもらえるように頑張ろうと思いました。

しばらくして

離婚してしばらくは、手続きなどでバタバタして、私も余裕があまりありませんでしたが、とにかく笑顔でいることを心がけました。

そして、離婚前は、元夫を不機嫌にさせないように、できる限り元夫の言うことを優先し、外出先も元夫が楽しめるところを意識していましたが、離婚後は、子どもの生活リズムを整えることを第一にし、外出先も子どもが喜ぶ場所を選べるようになりました。

あるとき、長女が、

長女
長女

よく考えたら、今までもママがいろんなところに連れて行ってくれてたね。パパはいないか、いても寝てるかケータイかだったし、パパがいたら、パパの行きたいところが一番になるからなぁ・・・

パパも一緒に暮らせるなら暮らしたいけど、遊びに行くのは三人がいいって気がしちゃう。

と言い、次女は横でその言葉に頷いていました。

離婚から数年たつ今も「パパのことは好き。でも、今の状態が一番幸せ。」と言ってくれます。

私は、離婚自体は後悔していませんが、離婚前後は、子どもに対しては「ごめんね」の気持ちでいっぱいでした。

でも、離婚して、私に心からの笑顔が戻ったことで、子どもたちが親の顔色を伺うこともなくなり、「幸せだね」って言い合えるようになりました。

最後に

子どもは実はいろいろ感じ取っているな…と思います。

我が家は、以下を意識することで、子どもに離婚を伝えてもうまくいっていると思います。

  • 言葉は選びつつも離婚の事実を伝えた。
  • 元夫の悪口は言わない。
  • 「子どもたちのために」は言わない。

そして、日々、意識しているのは、コレです。

「離婚してごめんね」よりも「笑顔が増えて幸せだね」
「苦労させてごめんね」よりも「協力してくれてありがとう」

環境や状況や性格などで、各家庭それぞれだと思いますが、一つでもお役に立てることがあると嬉しいです。

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