「仕事を始めたい」そう思っても、なかなか行動に移せない…と、困っていませんか?
働き始めるのにあたって、一番の障害になっているのが、実は自分の気持ちということが少なくありません。
自信を持って面接で言えるようなスキルがなくて…。
専業主婦歴が長くて、ブランクがあるから…。
こんな思いが、不安や恐怖につながって、就職活動への一歩に迷いを生じさせてたりするんですよね。
では、どうすればいいのでしょう?
私の体験談からお伝えしていきます!
不安に感じるその理由は…
私が「仕事探そう!」と思ったのは、夫婦関係に亀裂が入ったときです。それをどうにかしようと試行錯誤してみたけど、気持ちはほぼ離婚に傾いていたときでした。
将来、どこかの分岐点で離婚も選べるように、仕事を始めておきたい…!
そんな思いからでした。
そう思ったからには、あとは求人情報を検索して、どんどん応募してみるだけなんですが…。それはわかっていても、なんだかその一歩が踏み出せないんですね。漠然とした不安を感じて…。
働いていたときを思い返すと、まだ子どもがいなかったから、就職活動も転職活動も条件より職種やスキルアップを重視して活動していたんですね。
当時の職種の資格も持っていたり、継続してキャリアアップしたりしていたので、活動するときに不安を感じることはありませんでした。
でも、離婚を意識して働こうと思ったときは、専業主婦期間も長くてブランクがあるし、当時のスキルや資格はもう古い…。社会からも離れてしまっていて、基本的なビジネスマナーやルールも適応できるのか…、人間関係もうまくできるかな…と考えてしまいました。
いったい私に何ができるんだろう…?
そう思ってしまったら、どんな求人を検索すればいいかもわからなくて、一歩が踏み出せないどころか、踏み出し方さえわからない状態だったんですね。
こんなところが、「仕事を始めたいと思うけど、働けるのかな。怖いな…。」につながったんだな、と思います。
じゃあ、何から始めればいい?
一度、『自分にできること』を考えることから離れてみることにしました。
今となっては使えないスキルや資格しかないのも事実、ブランクが長いのも事実。
だけど、家事・育児との両立ができる仕事じゃないと…と、条件は過去より厳しいというか悪くなっているので、考えれば考えるほど、手も脚も出ないって思っちゃいます。
なので、まずは条件などはいっさい抜きで、将来をイメージすることをやってみました。
- 少しでも家計の足しに…というより、離婚を見据えて、しっかり経済力をつけたい。
- シングルマザーになるかもしれないから、長く続けられる仕事をしたい。
- IT業界、続けてればよかったかなぁ。いや、続けててもあんな風に24時間体制では働けない。
- そもそも夫が子ども欲しいっていったくせに、なんでこんな非協力的なわけ…?
- 女性って自分の意志だけじゃなくて、ライフステージで振り回されるよなぁ。
- 私もこうやって色々悩んでるけど、こんなママさんをサポートできる仕事がいいな。
- 将来はバリバリ働きたいけど、子どもが小さいうちは授業参観とか行きたいし…。
- 自分でスケジュール立てられる仕事があったらいいな。
と、こんなふうに考えていったんですね。途中、ただのグチがありますけど(^^;
これが結果的によかったんです!
どんなふうに働きたいかを考えたことで、頭の中に「自分が仕事しているイメージ」ができてきて、「怖い」と尻込みしていた気持ちを少し忘れることができました。
そして、ずっと先の将来をイメージしたことで、キャリアとして残る仕事を意識することもできました。
あと、後々よかったなぁと思ったのは、将来のありたい姿が明確になったので、面接などでも軸がぶれない受け答えができたことです。
▼その件については、こちらのブログもご覧ください!
未経験の職種の事務職にチャレンジしてみた
ちょっと前向きになって、そこから考えたのが、
- 将来は、個人事業主(フリーランス)になって起業したい。
- 定年のない仕事がしたい。
- モノを作り出すのではなく、誰かをサポートする仕事がしたい。
こんな具体的なイメージでした。
将来、独立して個人事業主としてやっていこうとしても、私が持っているスキルや資格は過去のものなので、経験を活かすというのが難しいです。
そこで、一から勉強して資格取得して独立が目指せる職業…と考えて、士業に行き当たりました。中でも、自分に合った方向性・初学でも資格取得がめざせそうということから、
司法書士・行政書士がいいかも!
と思ったんです。
効率的に学び、経験を積むためには、仕事をしながら勉強して資格が取得できたらいいなと思い、士業の事務所に絞って就職活動をすることにしました。
求人情報を検索しているうちに気がついたのは、司法書士だと、補助者(事務職)で正社員登用している事務所もあったので、たとえ資格が取れなくても安心だと気づきました。
でも、私はこのような事務所での事務は未経験で、一般的な企業での事務も未経験…ここでまた、スキルなし・経験なし・資格なしの無い無い尽くしで、不安がやってきたのです。
スキルなし・経験なし・資格なしの無い無い尽くしを乗り越える
正直、無い無い尽くしな不安な気持ちを、100%の自信に変えることは難しいと思います。
でも、0%じゃなくすことはできるんですよ!
私が事前にやったことは…
- どんな仕事内容か下調べする。
- その仕事につながるような日常経験を棚卸する。
- 仕事での事務経験はないけれど、事務につながる経験を棚卸する。
- 応募書類を不備なく、しっかり作る。
- 面接の練習をする。
こんな感じです。
何もせずにぶっつけ本番で面接に行くよりも、だんぜん気持ちが軽くなります。
私も緊張はしましたが、何もしていなかった頃の不安はだいぶ薄れていて、練習のようにできるかな?という緊張程度になりました。
そして、面接当日に意識したことは…
- 質問の意図を考えて、受け答えする。
- 自分の軸は大切にしつつ、我を通しすぎない。
ということです。
特別なことは特にないんですが、大切なのは「コミュニケーション能力」だったな、と思います。
同じ「未経験可」で募集している企業でも、「書籍などで勉強して率先して工夫してやっていくんで!」という人がいい場合や、「御社のやり方に沿ってキッチリやっていきます。」という人がいい場合など様々です。
結局は相性だなって思うんですが、就職の場合の相性って、お互い一目惚れのガッツリ相思相愛じゃなくて、「なんとなくいいな」程度でもいいんですね。(ライバルがどれくらいいるかにもよりますが)
なので、コミュニケーション能力を発揮して、求められていることを感じ、それにあった受け答えをすることで、好印象を得られます。
そして、この部分って、「ブランク」と感じている専業主婦時代に培っていたりするんですよね。
例えば、子どもつながりで知り合ったママ友さんや、PTAを通じた団体活動、幼稚園や小学校の先生方との会話や子どもとのやりとりなど。
私も、独身時代よりもスキルアップしている部分だなって感じました。
普段から、何気なくやっていることって当たり前だから、それが売りや強みになるなんて気づかないんですよね。
無い無い尽くしって自分では思っていても、人から見てプラスなことってあるんです!
▼こちらのブログもご覧ください!
気持ちを前向きにできるこんなこと
最近、よく「自分の機嫌は自分で取る」という表現を見かけますが、自分の気持ちを上向かせるのも自分次第だなって思います。
私は、自分の気持ちを上向かせるのに、今はセルフコーチングという思考術を使っていますが、このときはまだコーチングを学んではいませんでした。
でも、こうやって思い起こすと、
- 将来のありたい姿をイメージ。
- 現状を把握。
- 視点の切り替え。
など、コーチングにつながることがたくさんあった…!って思いました。
私は、自分でこれらをやっていたので、ちょっと遠回りしたなぁと思います。
人から、良いタイミング・良い視点で質問してもらったりすると、気づきや自信につながるので、一人でやっていて就職活動が進まないと感じたら、協力してくれる人にどんどん話を聞いてもらって、質問してもらってみてくださいね。
▼コーチングってどんなもの?と思ったら
▼Kindle Unlimited会員は無料で読める書籍も!